★★★★☆クリクリのいた夏

少女クリクリと、その周りの愛すべき大人たちが町外れの沼地で繰り広げる心温まる物語。美しい自然と、個性的な登場人物たちの魅力を描ききり、心に残る名作となっている。

物語は老婆となったクリクリの回想として語られるが、劇中何度も現代に戻るような事はなく、集中は途切れない。そのかわりに役者達がそれぞれの役を魅力たっぷりに演じ、牧歌的でノスタルジックな雰囲気があふれる。ラストは悲しい事件で幕を閉じるが、それも含めてクリクリとしては懐かしくて胸がいっぱいになるような思い出なのだ。