アトピーを発症してから4ヶ月近くたった。アトピー治療といえばステロイドの問題がついて回るので、私のステロイドとの付き合いをまとめておきたい。
まず、私は外用のステロイド剤が効きにくいようだ。顔用に処方されたキンダベート(mild)、体用に処方されたアンテベート(very strong)ともに、よく言われるような『塗った翌日には嘘のように肌がつるりとしている』というような経験はなく、それどころか塗っても塗らなくてもあんまり変らないなという感覚がある。幼い頃、やはりアトピーにかかったことがありステロイド軟膏を使っていた。正確な年齢や期間は覚えていないが、当時も効かない薬だなと思った記憶がある。(幼い頃に使った影響で、大人になった今ステロイドの効きが悪い、という可能性はあると思う)
反面、ステロイド内服薬は効く。効きが良いほうか悪いほうかはわからないが、リンデロン錠0.5mgを1/2に割ったものを1日1回飲めば、2~3日後くらいには効果が出てだいぶ症状が軽くなる。しかしそのまま飲み続けても症状が完全によくなることはない。中止してもひどいリバウンドが急に来ることはなく、一週間くらいかけてもとの(悪い)状態に戻っていく。
最初に皮膚科を受診したときは、上記のステロイド外用薬とアレロック錠、セレスタミン錠を処方された。その後内服薬としてゼスラン錠、ポララミン錠などを試すが一向に効果がなく、3週間後にリンデロン錠0.5mgが処方された。これはすぐに効果が出たが、医者が期待したほどには炎症が消えきらず、約1ヶ月続けて服用した。だがステロイドの問題についてはWebなどで調べて知っていたし、医者もなるべく止めたがっていたので、連用1ヶ月を機にリンデロンの内服をやめた。またちっとも効いていないと感じていたステロイド外用薬も止め、プロペト(白色ワセリンの保湿剤)、紫雲膏などに切り替えた。
その後、リバウンドというよりは徐々に悪いときの状態に戻るような形で推移した。症状に耐えかねて1回、また社交上の理由で1回、リンデロンの1/2錠を3日程度服用したことがあるが、どちらも3日目くらいに効き始め、止めてからも数日は落ち着いた状態を保ち、やがて元に戻るという感じだった。世の中の(Web上の)情報では、ステロイドを使えばてきめんに効くが止めると酷いリバウンドが返ってくるといわれるが、私の場合は必ずしもそうではない。単に効き目が弱いのでリバウンドも弱いのかもしれない。
いずれにせよステロイドは症状を一時的に抑えるだけであり、その間に生活改善そのほかでアトピーの要因を減らしておかないと、結局は元に戻ってしまう。しかしステロイド使用中は症状が隠されているため、自分にとって何がよいのか、何が悪いのかを試行錯誤で調べることができない。その意味でステロイドで症状を抑えているうちは治療が始まっているとは言えず、また知らず知らずのうちに借金を増やしている可能性もある。
またとくにWeb上では、ステロイドを使ったからこそ症状が悪化して難治化したという主張も多く見られる。皮膚が薄くなり弱くなるという副作用は私も経験したし、ステロイドがIgE値を上げてアレルギー症状を悪化させるという話もある。内科的に注意を要する副作用もある。体内で劣化して変性コレステロールとして蓄積され、長期的に害をなすという話もある。なにしろWeb上の情報なのですべてを信じるわけには行かないが、うなずける話も多い。
結論としては、ステロイドは初期に症状を抑えるのには有効だが、長期的に使用するべきものではないと思う。効いていても効かなくても、ある時期を越えたら使用を止めて、じっくりと治療に取り組む必要がある。ステロイドを強くするなどというのは論外である。ただし生活上ここ一番という大切なときにステロイドで一時的に症状を抑えることは反対しないし、そのオプションは持っていたほうがいい。理想を言えば、どのくらい飲めばどのくらいよくなり、そしてリバウンドはどのくらいかを知っておけば、ステロイドを恐れる必要もないだろう。

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