★★★  ローズ・イン・タイドランド


主人公のジェライザ=ローズは10歳の女の子。母親がドラッグ中毒で死亡した日、同じくドラッグ中毒の父親に連れられて彼の故郷へ行き、草原の古家で暮らし始める。

不思議の国のアリスをモチーフとし、あたりそうなほどの毒気と幻想的な映像でまとめた不思議な作品。ローズはもぎ取った人形の頭を両手の指にさして一人遊びをし、ロボトミー手術をしたディケンズは列車を巨大なサメと信じて爆弾で退治しようとする。

この映画、死んだ父親を剥製にしてしまったり、10歳のローズに知恵遅れのディケンズを誘惑させたり、まじめに見ていると正気を失ってしまいそう。ローズ役のジョデル・フェルランドの妖艶な演技は見ものだが、普通の趣味の方にはあまりおすすめできる映画ではない。117分の尺は90分くらいのほうが見やすくてよかったかも。