★★★  キャッチボール屋


野球部で万年補欠でいまも失業中のタカシ(大森南朋)。同窓会で酔った勢いで好きだった女の子に告白するために東京へ送り出され、公園で目覚めると目の前にキャッチボールをしている大人がいた。ことの成り行きで10分間100円のキャッチボール屋の留守番をすることになったタカシだが、意外と得意客などもいるようで...。

リアリティがあるのかないのかわからないとぼけた映画だが、大森南朋がぴったりはまっている。かわいいけれどちっともその気がないOL(キタキマユ)、甲子園のマウンドに悔いを残してきた野球中年(寺島進)など、魅力的ながらも浮世離れした登場人物たちが、楽しくもささやかな時を過ごす。しかし終わり方は中途半端というか、だから何というか、まあ平凡なエンディングで、まあそういう映画なんだなという後味が残る。