アトピー持ちにとって入浴は重要な問題だ。アトピー関連サイトでは、たいていしっかりと時間をかけて入浴をするように書いてある。入浴はまず皮膚を清潔にし、新陳代謝を促し、潤いを与え、私は同意しないが排毒に効果があり、入浴中はかゆみから逃れられるため心身ともにリラックスできる。
しかし入浴にはリスクが伴う。体が温まるとかゆみが増し、掻きむしる衝動を抑えられないことがある。それを避けるためシャワーだけにしても、体に湯を馴染ませているうちに掻いてしまったりする。体を拭くときにも、特に顔などはついタオルでこすってしまったりする。これらはいずれも、アトピーの状態を悪くし、せっかく回復しかけた皮膚を痛めつけてしまう。
とはいえ社会生活をしている限り入浴をしないわけには行かないので、いかにトラブルを起こさずに上手にやるかがポイントになってくる。入浴の技術がアトピーの状態を左右すると言っても過言ではないと思う。
私はずっと一年中シャワーで済ませてきたが、このところしっかりと入浴をしてみている。湯は最初はぬるめで、じっくり使浸かっていないと寒くて出られない程度にする。このくらいならかゆみが増すことは少ない。体が温まりにくいときは少し沸かすが、沸かしすぎないように気をつける。湯のなかで体を撫でると気持ちいいが、そのうち掻きはじめてしまうので避ける。痒くなったときはすかさず冷水を掛ける。そのために常に手桶に水をくんでおく。調子がいいときはいつまでもぐだぐだと浸かっていてよいが、どうも痒いなという日はさっさと出てしまう。
入浴で潤った肌は、15分くらいで水分が蒸発して元に戻ってしまうらしいので、すぐに保湿剤をぬる。じっくりぬると10分くらいかかるので、その間にちょうどいいくらいに体が冷めて、布団にはいっても体が熱くなりすぎない。いつもこんなに上手く行くとは限りないが、これを目指して日々頑張る。
ちなみにアトピーには空気の乾燥が大敵。うちは浴室と寝室が近いので、浴槽の蓋を閉めず浴室と寝室のドアを開けておくと強力な加湿効果がある。加湿器だけでは乾燥がきつい日は追いつかなかったのだが、この方法であれば朝まで湿度70%を維持できてとても具合がよい。布団にカビが生えないように、日中は窓を開けてなるべく部屋を乾かす。
お風呂のお湯はもちろん塩素処理をしなければいけないが、大量に湯をつかうお風呂では浄水器はコストが高い。アスコルビン酸(ビタミンC)の純粋な粉末が500グラム3000円くらいで売っているので、これを一つまみいれると塩素の中和になる。また重曹が12キロ3000円くらいで売っているので、これを一つかみ入れるとよい入浴剤になる。アトピーの症状を抑えるとまではいわないが、弱アルカリの効果で肌がツルツルになるのでだいぶ楽な気分になれる。市販の入浴剤はいろんな香料などがはいっていて不安だし、第一高い。
お湯はなるべく毎日あたらしく入れなおしたほうがいいみたい。たてかえしだとお湯が汚くなって、どうも具合が悪くなる確率が上がる気がする。でも一人暮らしだと毎日お湯を捨てるのがもったいないなぁ。
