父親のVaioはずっと不調だったのだが、がついにおかしくなったという。サークルの幹事などをやっていてメールが使えないと困るというので、仕方がないので退社後に実家に向かう。
このVaio、Windows XP搭載なのにメモリが最大256MBしか積めず、しかもプレインストールソフトでごちゃごちゃに肥大化していて購入当初から動きが悪かった。おまけに20GBしかないハードディスクをわざわざ10GBずつにわけているため、Vaio購入層であるPCに詳しくない人たちのほとんどはおそらく10GBしか有効に使うことができず、頻発するスワップとシステムリソース不足とディスクスペース不足で苦しいPCライフを送っているに違いない。ソニーのPC作りの志の低さを見事に表す機器と思うが、さすがに購入者である父親にそう告げることは出来ず、実家に帰る度にすこしずつ常駐ソフトを消したりデフラグをかけたりして延命を図ってきた。ついにもうだめというところに来たようなので、内心ずっと狙っていたハードディスクの換装とWindows2000のクリーンインストールをしてしまう。
ハードディスクはキーボードの下にある。本体左側面のネジを外して電源ボタンのついたパネルを外してから、現れたネジでキーボードを外すとハードディスクが露出する。本体底面のたくさんあるネジは一切外す必要はない。妙にしっかりしたマウント金具でマザーボードに固定してあるが、気をつけて作業すれば危ないところはない。取り付けたハードディスクは使いまわしのもので型番は未確認だが60GBの結構早くて静かなもの。BIOS設定などを特にいじらなくてもすぐに約60GBで認識をした。
Windows2000のインストールだが、これもBIOS設定などを特にいじらなくても自動的にCD-ROMから起動して、インストールが開始する。もう何十回もやった作業だ。
取り外したオリジナルのハードディスクはUSBケースに入れて保管しておく。C:\driversにドライバが入っていて、サウンドやビデオ、モデムのドライバはそれを使うことができた。肝心のLANのドライバはe100bnt5.sysがないなどといわれてIntelのサイトからドライバを入手。どのドライバが適合するのかよく分からずいくつか落として試したが最新のものは動かず、結局http://downloadcenter.intel.com/T8Clearance.aspx?url=/7371/eng/pL2kxpm.exe&DwnldID=7371&agr=Y&lang=jpn&ProductID=245がうまくいった。それにしてもソニーのWebサイトは付属アプリケーションのアップデート版は見つけられたがドライバ類は一切見当たらない。自分では決してソニーのPCは買うまい、人にもすすめるまいと決意を新たにしたのであった。
デバイスの一覧では3つほど?マークが残ってしまったが、必要なハードウェアはいちおうすべて認識できたので、OSセットアップは成功ということにして終了。膨大なWindows Updateの処理やアプリケーションの復旧などで、結局半日くらいかかってしまった。
その成果だが、目に見えて体感速度が向上した。余計なGUIのエフェクトを止めたりスワップファイルサイズを固定したりと多少のチューニングはしたが、スワップファイルをフラッシュメモリに移したりレジストリをいじったりというコアなチューニングは必要なさそうだ。
父親はそろそろPCを買い換えてもいいと思っていたようだが、この世代のPCは多少の工夫でまだまだ充分活用できる。こんなPCでもロンドンの兄夫婦とSkypeでテレビ電話など問題なくこなすことができるのだから、物理的に壊れるまで使ってあげればよいと思う。