2008年2月アーカイブ

旭山動物園

前から行きたかった旭山動物園に行った。仕事の関係で札幌に2週間滞在したのだが、間の週末に列車で旭川へ向かう。札幌から特急、バスを乗り継いで約2時間で旭山の正門に着く。

バスを降りて感じるのがまずその門の素朴さと小ささ。ゲートをくぐると雪で作ったペンギンなどが迎えてくれるが、左側に小さな売店があるくらいで趣きは旭川市民の憩いの場という雰囲気。これがいま日本で一番有名な動物園、日本最北にして上野動物園を越える年間100万人の入場者を受けれる奇跡の動物園の、飾らない玄関口だ。

旭山動物園といえば動物の自然な生態を引き出した動態展示で有名だが、現場に行くとなによりも観客と動物たちの距離の近さが感じられる。手書きの看板を辿り、動物園の人たちの工夫と想いのつまった展示館を回る。最初に入ったのはあざらし館。アザラシが垂直なアクリル管の中を下から上へ泳ぐ姿を人々が歓声をあげながら見つめている。アザラシはしょっちゅう泳いできて、かれらの自然な行動がひきだされているのだと感心する。動物と人の距離が近くて、わずか数m先に生き生きとした動物の姿を見ることが出来る。

次に入ったのがぺんぎん館。人間が水中のアクリル管の中を歩く有名な歩道を行くと、水面にゆったりと浮くペンギンの姿が空を飛ぶように頭上に見える。彼らは空は飛べないが、水中を自由に飛ぶことが出来る。水面から水中に還って行くぺんぎんは細かい泡を後ろに引きながら、想像以上に素早くたくみな泳ぎを見せてくれる。

その後はしろくま館。ちょうど観客の目の前でしろくまがプールで遊んでいて、観客が歓声をあげていた。この動物園は観客への指示が行き届いていて、水槽の前の人は中腰になるように、決してカメラのストロボを焚かないようにとの注意の声が響いている。観客のほうもそれは概ね心得ていて、実にマナーがよい。

そののちもうじゅう館を見る。アムール虎はうろうろ歩きまわっていて迫力満点。一方ライオンは寒そうに一塊になってよく分からない。ユキヒョウと黒豹のしなやかな身体つきと動きは惚れ惚れするほど美しい。ヒグマは死角にうずくまっていてよく見えなかった。

小動物舎ではレッサーパンダが食事をしていた。想像以上にかわいくてビックリ。本日最高の超癒し系動物だった。ペットに欲しい!!それからシロフクロウ。真っ白で雪の風景に溶け込んでいるうえに、目鼻も目立たずのっペらボーのおもしろい顔をしている。

それからしっかりと手で除雪された雪の小路を辿る。皮底のビジネスシューズなのでおっかなびっくりだが、それでも何とか歩けるのは職員の方々の心遣いのおかげなのだ。エゾシカ展示では、職員の方の食べるとおいしいよという掲示に若干引く。おらんうーたん館では、観客の上方に樹木を模したポールがたっており、柵なしで直接オラウータンの親子を見ることが出来る。屋外には空中アスレチックのような施設がありおもしろそうだが、残念ながら冬季は使われていない。そこからサイ、キリンを見るが、雪の中でみるのはなんとも不思議な感じがする。それにやっぱり寒そうだ。ヒツジやヤギ、アヒルなど身近な動物たちもいて、看板も手書きのものが多く、全体に手作り感あふれる市民の動物園という感じがする。

ひとまわりしたところで昼飯にする。こちらの施設もシンプルでこじんまりとしているので大混雑だが、イライラする気にもならずゆっくりと待つ。旭川ラーメンはそれなりに美味だった。

最後にぺんぎんの散歩を見る。開始の30分くらい前から通路沿いに並ぶ。係員のひとが終始ひとの整理をしていて大変そうだ。子供たちが静かにしていられずに雪ではしゃいでいる。寒くて凍えきったころ、遠くの方からざわめきが伝わってくる。と、人ごみの間からぺんぎんたちがよちよちと歩いてきた。夢中でEOS 40Dのシャッターを切る。気がつけば肉眼で実物をみないうちに通り過ぎてしまった。その瞬間、かなり冷静さを失っていたように思う。とはいえ通りすぎるのは一瞬のこと。観光客はともかくとして、毎日このイベントを行っている係員さんの大変さには頭が下がる。

帰りがけに小さな売店で絵葉書とハンカチを買った。ハンカチはかわいすぎて使えないけど、記念として大切にしよう。

鳩との戦い

うちはマンションの4階なのだが、このところベランダに鳩が巣を作ろうと狙っている。エアコン室外機と外壁との間に10cmくらいの隙間があり、ちょうどいいらしいのだ。ベランダにはブルーベリーの木がたくさんあり、環境的にもたしかによさそうだ。

しかし鳩は害鳥である。毎朝鳴き声がうるさいだけでなく、あの大きな白黒の糞には病原菌などが含まれているので健康被害の恐れもある。アレルギーと戦っている身としては軒先を貸すことは到底許せない。

巣の材料として運んできた枝はすぐに撤去するのだが、それでも諦めないらしく、ついにツガイになってしまった。生き物相手にあまり残酷なことをしたくはないので、音をだしたり水をかけたりして脅かしているが、数日後には戻ってくる。こちらは一人暮らしで日中は家を空けているし、仕事の関係で出張も多いので、常に追い払うことができないのだ。

そこで工夫したのが、毎日ブルーベリーに自動的に水をやるために設置しているタイマー。これでブルーベリーの他に巣の場所にも水をかけるように工夫してみた。

効果があるかどうか、しばらく様子をみてみよう。

ネットワーク屋の必需品USB-シリアル変換ケーブル。ルータやスイッチの初期設定は通常シリアルポートから行うので、シリアル(COM)ポートを持たない昨今のノートPCでは、USBポートを使ってシリアルポートを増設するUSBシリアル変換ケーブルが必要なのだ。昔は1万円くらいしたものだが、今では秋月電子通商などでは1000円で買える。

サーバ管理をする際にもシリアルポートの出番はある。いわゆるシリアルコンソールというやつで、サーバのコンソール入出力をシリアルポートから行う。モニタやキーボードをつなげなくても、ネットワークがつながっていなくてもCLIの操作が可能になる便利なやつである。

LinuxではたくさんのUSBシリアル変換ケーブルがサポートされているが、PL2303というチップを使った物が一般的なようだ。先述の1000円のものもこのチップを使っていて。挿すだけで以下のように認識した。

[root@r60e ~]# dmesg 
...
usb 4-1: new full speed USB device using uhci_hcd and address 2
usb 4-1: configuration #1 chosen from 1 choice
usbcore: registered new interface driver usbserial
drivers/usb/serial/usb-serial.c: USB Serial support registered for generic
usbcore: registered new interface driver usbserial_generic
drivers/usb/serial/usb-serial.c: USB Serial Driver core
drivers/usb/serial/usb-serial.c: USB Serial support registered for pl2303
pl2303 4-1:1.0: pl2303 converter detected
usb 4-1: pl2303 converter now attached to ttyUSB0
usbcore: registered new interface driver pl2303
drivers/usb/serial/pl2303.c: Prolific PL2303 USB to serial adaptor driver
...
[root@r60e ~]# lsusb 
Bus 001 Device 001: ID 0000:0000  
Bus 005 Device 001: ID 0000:0000  
Bus 004 Device 002: ID 067b:2303 Prolific Technology, Inc. PL2303 Serial Port
Bus 004 Device 001: ID 0000:0000  
Bus 003 Device 001: ID 0000:0000  
Bus 002 Device 001: ID 0000:0000  
[root@r60e ~]# 

ターミナルからシリアルポートにアクセスするには、minicomというソフトをつかう。minicom -o -sとして起動するとセットアップ画面が表示されるので、最低限シリアルポートの設定でシリアルデバイスを/dev/ttyUSB0に設定し、dflに設定を保存として保存する。もしくは直接設定ファイルに書き込む。

[root@r60e ~]# cat /etc/minirc.dfl 
# Machine-generated file - use "minicom -s" to change parameters.
pu port             /dev/ttyUSB0

後はminicomと打って起動すれば使用できる。CTL-A Zと打てばヘルプ画面が表示され、CTL-A Pで通信速度などの設定、CTL-A Xで終了ができる。

近所のPCデポでWebカメラが安かった(\1480)ので買ってきた。近頃のLinuxは、一般的なWebカメラなら挿せばすぐ使えるだろうと思っていたのだが、妙な落とし穴があった。

まずUSBポートに挿して、認識されているかどうかを見る。

[root@r60e ~]# lsusb 
Bus 001 Device 001: ID 0000:0000  
Bus 005 Device 001: ID 0000:0000  
Bus 004 Device 003: ID 0c45:602c Microdia Clas Ohlson TWC-30XOP WebCam
Bus 004 Device 001: ID 0000:0000  
Bus 003 Device 001: ID 0000:0000  
Bus 002 Device 001: ID 0000:0000  
[root@r60e ~]# 

似たような名前だが微妙に違う。どっかの会社のOEM製品のようだ。

次に必要なソフトウェアをインストールする。xawtvはテレビ画面を表示するソフト。

[root@r60e ~]# yum install xawtv

これだけで動くと期待していたのだが、xawtvを起動しても画面が真っ暗で何も表示されない。どうやら使用しているsn9c102というドライバモジュールに不具合があり、gspcaというドライバモジュールを使わなければいけないようだ。なのでまずgspcaをインストールする。

[root@r60e ~]# yum install gspca

そしてsn9c102を使わないように、/etc/modprobe.d/blacklistにsn9c102を追加する。

[root@r60e ~]# cat /etc/modprobe.d/blacklist
...
blacklist sn9c102

そうしてPCを再起動して、再度Webカメラを挿してみる。

<
[root@r60e ~]# lsmod | grep gspca
gspca                 677072  1 
compat_ioctl32         16193  1 gspca
videodev               33857  2 gspca
[root@r60e ~]# 

確かにgspcaが使われている。ここでxawtvを起動すると、めでたく画面が表示された。ただし画質はWindowsで使った場合よりもかなり悪い。

Fedora8でDVDをリッピングする

CDやDVDの違法コピーには興味がないのだが、ちょっと手元に置いておきたいデータがあったので、Fedoraでリッピングをしてみた。

Linux用のリッピングツールとして、dvd::ripがある。インストールするにはいろいろ依存関係が面倒なのだが、FreshRPMsのレポジトリからまとめて入れられる。なのでまずFreshRPMsのレポジトリを登録する。

[root@r60e ~]# rpm --install http://ftp.freshrpms.net/pub/freshrpms/fedora/linux/6/freshrpms-release/freshrpms-release-1.1-1.fc.noarch.rpm

そうしてdvd::ripをインストールする。perl関係を中心に膨大な数の依存パッケージあるが、まとめてインストールできる。

[root@r60e ~]# yum install dvdrip

/usr/bin/dvdripでdvd::ripを起動すると、最初にpreferencesの設定画面が出るが、まずはOKで閉じていい。File > New Projectで新しいプロジェクトを作る。といっても指定するのはProject Nameくらい。次にRIP Titleタブを押して、Read DVD table for contentsボタンをクリックすると、DVDの中身が一覧表示される。リッピングしたい項目を選択して、RIP selected title(s)/chapter(s)をクリックするとリッピングが始まり、指定したフォルダにデータが保存される。このデータは拡張子がvobのMPEG形式のファイルで、VLCなどで再生できる。