Ciscoは2001年からIPv6のサポートを開始している。現在ではルータ、スイッチのいずれもローエンドからハイエンドまでほとんどの機種でIPv6に対応しているが、利用するにはAdvancedフィーチャーという別ライセンスを購入する必要がある。まずは基本的な設定をしてみよう。
以下の設定では、IPv4とIPv6のアドレスを付与して、OSPFの設定をしている。関係のないところは省略している。
! version 12.2 ! ip routing ! ipv6 unicast-routing ! interface FastEthernet0/0 ip address 192.168.0.254 255.255.255.0 ipv6 address 2001:1:1:0::/64 eui-64 ipv6 enable ipv6 ospf 100 area 0.0.0.0 ! interface FastEthernet0/1 ip address 192.168.1.254 255.255.255.0 ipv6 address 2001:1:1:1::254/64 ipv6 enable ipv6 ospf 100 area 0.0.0.0 ! router ospf 100 redistribute static subnets network 192.168.0.0 0.0.0.255 area 0 network 192.168.1.0 0.0.0.255 area 0 ! ipv6 router ospf 100 router-id 192.168.0.254 redistribute static ! ip route 172.16.1.0 255.255.255.0 192.168.2.253 ! ipv6 route 2001:1:1:3::/64 FastEthernet0/1 FE80::1 ! end
FE0/0のIPv6アドレスはEUI-64形式でMACアドレスから自動的に生成される。FE0/1は全て指定している。ネットワーク機器やサーバなど他の機器からアクセスするものは全て指定する方がいい。
OSPFを有効にするインターフェースの指定は、IPv4ではrouterサブモードでnetworkコマンドを使うが、IPv6では各インターフェースで設定する。IPv4のルータIDは自動的に選択させることも可能だが、IPv6では必ず明示的に設定する。redistribute staticではIPv4ではsubnets引数を付けないとサブネット化したアドレスへのスタティックルートを再配信することができないが、IPv6では不要である。
スタティックルートは、IPv6ではネクストホップにリンクローカルアドレスを使用し、インターフェースを指定する。グローバルアドレスを使用することも可能だが、リダイレクトができなくなる。
