昨日食べたフルーツが固かったせいか、腹が少し重い。あまり早起きをする気になれず、8時前にホテルを出る。まず銀鉱山王ボルダの家に行くが、展示は大したことがなくて少しがっかり。ビレイナル美術館はアートコレクションがあるということだが、中世(主にスペイン)の拷問具の特別展をしていて胸が悪くなった。思った以上に小さな町で、見るところがあまりなくなってしまったので、30kmくらい離れたカカワミルパ鍾乳洞へ行くことにする。ミニバスが1時間に1本くらい出ているというのだが、当然バス停の看板などはない。うろうろしていたら、向こうから声をかけてきてくれた。白いライトバンフロントガラスに白ペンキでGrutas(洞窟)と書いてある。後ろに3列のベンチが取り付けてあり、膝が前のベンチに当たって狭い。運転も荒い。道も少々荒れている。走っている間もスライドドアは開けたまま、それからハンドルが90度くらい左にずれていて、スピードメータが動かない。他の町のタクシーでも、フロントガラスが半分以上ヒビが入っていたり、サイドミラーがなかったりとオンボロな車がたくさんあった。
50分くらい走り、ガソリンの臭いと揺れで目がまわり始めた頃、目的地に到着。バス台はN$20。N$60のチケット代を払ってさっそく鍾乳洞へ入る。入り口も結構大きいが、奥の方は暗くて全然見えない。ここはスペイン語のガイドがライトアップの灯りをつけながら順番に案内をしていくシステムなので、説明は聞いても分からないが集団について歩く。外はだいぶ暑いので中は涼しいことを期待したのだが、湿度が高くてすこし蒸す。空気も薄い気がする。中は想像していたよりもずっと広く、そして奥深い。大きな体育館くらいの空間がずっと奥続いている。入り口から1/3くらいのところで、スクリーンを立てて映画祭をやっていた。鍾乳洞といえば天井一面鍾乳石だらけというイメージがあるが、巨大な天井の大部分はのっぺりしている。ところどころ壁際などに鍾乳石が垂れ下がっているのだが、空間そのものが大きいため鍾乳石のサイズも巨大になる。上を眺めながら大量の写真を撮る。手ブレを防ぐために息を止めるので、だんだん頭が痛くなってきた。ゆっくり歩いて片道1.5時間。帰りは自由に歩いて、合計で3時間ほど中にいた。
外に出ると眩しくて目がいたい。そしてやっぱり暑い。チケット売り場の2階で食事をとる。チキンのフライとビールでN$70。こういうところで食事をしていると、滞在費も決して安くないなぁ。帰りのバスの時間が分からないので、行きに到着したあたりで待っていたら、地元の人がここには来ないから外で待てという。ゲートの外で待っていたら通りがかったタクシーが、もっと先のT字路で待てという。(あとからかんがえたら、最初の人もそういっていたみたいだ)そこのT字路まで行けば、トルーカからの幹線道路にぶつかるのでバスがたくさん通るようだ。言葉が不自由でも、ここでは誰もが親切に教えてくれる。T字路には屋根とベンチの待合所があったので、そこでしばらく待っていた。が、待てど暮らせどバスは来ない。日差しは照りつけるように強い。結局1時間くらい待って、行きと同じバスが来た。帰りもドアは開けっ放しだったが、ドア側に座っている僕がうつらうつらしていたら閉めてくれた。
町に戻っても、今日はもう体力がない。見ていないところも残っていなかったので、まだ日があるうちにシャワーを浴びてベッドに入った。
