今日は移動の日。まっすぐ帰ってもつまらないのでクエルナバカに寄っていく。バスの出発時刻は6時、7時、9時で、早めのバスにしようと思っていたのだが、目が覚めたのが7時だった。OXXOでハンバーガーとゼリーを買って朝食とし、町を少し歩いてからバスターミナルへ行く。バスは意外や満席だった。クエルナバカは見どころの少ない町で、極論すればカテドラルとコルテスの館しかない。しかしそのカテドラルの内装が、シンプルでなんともモダンっぽくて気に入った。コルテスの館は武器などを展示していたが、見どころは2階の回廊に描かれた壁画。昼飯はついバーガーキングに入ってしまった。N$64と結構高い。それからボルダ公園へ行き、池のほとりで一休みする。さすがにメキシコの国民性なのか、丹精込めた庭園という感じではなかった。その後ポソレの専門店に入った。N$70でまあまあ美味しかったが、タスコの汚い市場の中でN$20で食べた方が味は上だったかも。それから16時のバスでメキシコシティへ向かい、18時30分くらいにホテルにチェックインする。
今晩はルチャリブレ(プロレス)を見る予定。シャワーを浴びた後、徒歩でアリナ・コロセオへ行く。まだ明るいので大丈夫だが、途中なんとなく治安に気をつけないといけないような街路を通った。ところがアリナ・コロセオへついてみると閉まっている。シャッターに張ってあるポスターを見ると、今日はもう一つのホールであるアリナ・メヒコで興行しているらしい。仕方ないのでメトロで向かう。アリナ・メヒコの前はマスクやビデオを売っている露店でいっぱい。ダフ屋もいっぱいでいかにも要注意という感じ。オフィシャルっぽい格好の人に窓口はどこかと聞いてチケットを買った。N$120の席のはずなのにN$200出しておつりをN$50しかくれない。釈然としないがここでもめても面倒なのであきらめた。その間も始終ダフ屋が英語で話しかけてくる。入場しようとしたらさっきのオフィシャルが荷物検査をするという。カメラを持っていたので、日本語のカードを見せられた。そこには撮影禁止なのでカメラは窓口に預けなければいけないという。さすがにカメラを渡すのは不安なので自分で窓口に行くと行ったのだが通じず、引換券を渡された。結果としてカメラは無事に帰りに受け取れたのだが、ホテルにおいていった方が安心だったろう。
中には行ったのは8時30分頃で、既に盛り上がっている。案内されたのはリング際の一等席。お姉ちゃんが席をあけてくれた。おっちゃんがそこら一帯の席を仕切っていて、カタコトの日本語がしゃべれるらしく、『トモダチ』『トモダチ』と連呼する。ビール飲むかといわれて頼んだら大きな紙コップでくれた。N$40は高いが仕方ないだろう。リングの上ではレスラーたちがパフォーマンスをしている。何人か熱狂的なファンがいて、大声でレスラーに何か呼びかけている。レスラーもときどきそれに答えてポーズをとったり話をしたりしている。プロレスなど生で見るのは初めてだが、鍛え上げられた肉体から飛び出すダイナミックなパフォーマンスはなかなかの迫力でおもしろい。時々リングから飛び出すと、観客は巻き添えを喰らわないように急いで逃げる。椅子の上に落ちたときなど本気で痛そうだ。そのかわり殴る蹴るはあきらかに力を抜いている。まあショーなので本気で傷つけあう必要はないだろう。見ているとレスラー達にもいくつかのパターンがあって、若くてイケメンのレスラー、背が低かったり小太りで少しユーモアのあるマスクと動きをするレスラー、見るからに悪役のマスクと動きをするレスラーといろいろだ。かならずしも善玉が勝つとは限らないようで、イケメンの人気者がフォールされたりしていた。リングのまわりには4〜5人のカメラマンが写真を撮っている。テレビカメラも2台くらいいて、時々観客席を撮る。僕もボケッとした顔を撮られたくないので、盛り上がって見せる。最後の試合の時に一番前の席から移された。チケットを見比べてみると、僕の席はもともと3列目くらいのところだったらしい。そのあたりは仕切っているひとが適当にローテーションさせているみたいだ。ルチャリブレは21時30分頃に終わり、無事カメラを受け取って、徒歩でホテルへ帰った。