PPG用ヘルメットFree AirComをVX-6で使う

PPGはエンジン音がうるさいため、ヘルメットには防音用の耳当て(イヤーマフ)が付いている。そしてアマチュア無線で通信をするため、耳当ての中にスピーカーが付いている。僕はスクールでFree AirComというヘルメットベースのものを購入したのだが、これが僕の持っているアマチュア無線機Standard VX-6で発信できない。受信は普通に出来るのだが、耳当てについているPPT(push to talk)ボタンを押しても発信状態にならないのだ。

購入元のスクールに聞いてもよくわからない。無線機とヘルメットをセットで買えば動作保証をしてもらえるが、手持ちの無線機との接続性までは保証してもらえないのだ。確かにスクールは無線機のプロではないのでわからないものはわからないだろう。しつこく聞いて疎ましがられるのも損なので、とりあえず自分で調べてみることにした。

この無線機は、本体から4つの電極をもつ端子が出ている。そのうち2つはスピーカ用でのこり2つがマイク用だ。これを別売り純正変換ケーブルを介して、ヘルメットから出ている2ピンx2の端子に接続する。ヘルメット内の配線を追っていくと、スピーカケーブルの方はそのまま左右のスピーカを並列で繋いでグランドに落ちている。マイクケーブルのほうはPTTスイッチを経由してマイクにつながり、グランドに落ちている。PTTスイッチにはノイズ対策用に並列に10μFのケミカルコンデンサが入っている。

あちこちアマチュア無線関係の雑多な情報を調べたら、どうやらマイクと並列に2kオームの抵抗を入れて定常電流が流れるようにしてやらなければいけないらしい。手元に抵抗は売るほどあるので端子の間に挟んでみたら、見事に送信ができた。半田付けをするのが難儀だったので、ケーブルを途中で切って小さな基盤をはさみ、ホットボンドで固めて完了。

ちなみに僕はこのヘルメットを5万円くらいで購入した。いろいろ調べてみると、国内のメーカーが海外のパーツ(ヘルメット、耳当て、汎用電子部品)を集めて組み立てて作っているようで、パーツ毎に原価を調べてみるとせいぜい2万円程度のようだ。

初心者が多少高い金を払ってノウハウと安心を買うのはかまわないのだが、中をあけてみると半田付けは汚いし、ケーブルは細いし、本来必要な抵抗が入っていない。3万円以上の付加価値を足した製品には見えないなぁ。ヘルメットを買い換えるなんて事はなさそうだけれど、もしそんなことになったら次は自分で作ってみよう。