当サイトは自宅サーバのML115にCentOS5を入れ、Xenでwwwサーバなどの仮想サーバを複数立ち上げて擬似データセンターのような構成を作って運用している。もちろん実用目的ではなくてお遊びだ。Xenは一年半くらい運用しているが自分で変なことをしたとき以外は安定して動いており、不満はない。不満はないのだが、近頃気楽にいじれる部分がなくなって来たのでつまらない。そこで、無償化されたVMWare ESXiを入れてみることにした。
おもちゃになるML115は安さにひかれて思わず買ってしまった2台目の奴。CPUはAthlon 3500+のままだが、メモリは付属の512MBに加えて1台目から移植した512MBと、新たに購入した2GB x2枚(3500円!!)を追加して、合計5GB。HDDはとりあえず付属の80GB。CD-ROMドライブはそのまま。外部接続用のNICとしてインテルのPRO/1000 GTというやつを4500円くらいで買った。蟹印とかの安いNICはESXiでサポートしていないのだ。
インストール方法はGoogleで検索するとたくさん出てくるので詳述しない。VMWareのサイトからISOイメージをダウンロードして、ループバックマウントする。その中からファイルをコピーして、圧縮をとき、USBメモリにddコマンドで書き込む。ここまでの作業はLinux上でやったほうが楽。USBメモリは750MB位の容量が要るので、1GBくらいのものを用意するといい。これより大きくても、あまった容量は使えないので意味がない。
このUSBメモリをML115に刺し、BIOS設定でUSB Storage のモードをHDD に変えて、ブート順序も適切に直してから起動すると、VMWare ESXiが起動する。USBを刺すのはどこでもいいと思うが、マザーボード上のUSBポートがいいと思う。起動した画面を見ながら促されるままにIPアドレスやrootパスワードを設定する。IPアドレスはDHCPから自動取得も可能。
次に、管理用のWindows PCのブラウザでML115のIPアドレスにアクセスし、そこに表示されるリンクからVMware Infrastructure Clientをダウンロードしてインストール。それを起動して、ML115のIPアドレス、ユーザ名(root)、パスワードを入力すると管理用GUI画面に入る。
この管理用GUIはよく出来ていて、マニュアル不要で勘で操作できる。エンジニアとしては正しい態度ではないが、遊びでやっているので問題ない。ちょっと不満なのがゲストOSのクローンが出来ないこと。このあたりは有償の管理用製品が要るのだろう。VMWareからメールで送ってきたライセンスは忘れずに投入しておく。
それから、ML115付属のCD-ROMがちゃんと認識されておらず、CDからゲストOSのインストールが出来ない。回避策として、なんと管理用PCの光学ドライブをゲストOSにマウントさせることができる。それからISOイメージをML115にアップロードしておいて、それをマウントさせることも可能。後者が一度アップロードしておけば早いし入れ替えを物理的にやらなくていいので便利。
Ubuntu DesktopやWindowsのGUI画面もLAN(うちは無線LAN)で飛ばして管理用PCから操作できるが、ほとんどもたつきもなく快適。ゲストOS毎のパフォーマンスや負荷もグラフで見られるし、スナップショットも取れる。うちの環境で使う予定はないが、ホストOS毎やグループ毎にリソース制限なども出来る様子。これはよいものを無償公開してくれたものだ。
