A-Bikeというものがあるらしい。英国の発明家が開発したというそれは、6インチのタイヤを持ち、収納時には高さ66cm×幅16cm×奥行き30cm、重さ約6kgという小ささになる折りたたみ自転車だ。前後のタイヤを繋ぐ最小限のフレームがアルファベットのA字型をしているところから名づけられたという。
詳細は本家のページをみると一目瞭然。見ただけで欲しくなるという、モノとしての魅力が溢れている。車に載せておいて旅先でサイクリングなんて楽しそう。オフィスに置いておいて近場の用事に使うのもスマートだ。このサイズなら電車や飛行機の旅でも持っていけるだろう。
いろいろ調べてみるとやはり弱点はあるようで、まず6インチという極小のタイヤのため路面の段差を乗り越えられない。車道から歩道へと上がるのも難しいらしい。それから空気がとても抜けやすく、専用のエアポンプを常時携帯して(本体に組みつけられる)数日に一回というような頻度で空気を入れなければいけない。タイヤの負担が大きいせいかパンクも多いらしい。それにさすがに乗り心地は独特とのことで、長距離に向かないことは容易に想像できる。
値段も高い。国内の正規代理店で買うと税込みで6万円近くなる。これは英国から国際通販で買うと送料込みで250ポンド程度になるので、為替しだいではだいぶ安くなるが、ネタで買える値段でもない。そのため安価な模造品が非常に大量に出回っているようだが、すぐに壊れるなどのトラブルが多い(というかほとんど)らしい。
それでもリビングに飾っておきたいほどの魅力がA-Bikeにはある。円高感も手伝って、英国の通販サイトで危うく注文をしそうなところまでいってしまった。しかしよくよく考えたら、今のライフスタイルではこれを買っても元を取れるだけ使い込むことは出来なさそう。もう少し頭を冷やしてからにしようと、とりあえず購入は見合わせた。