11日間のトルコ旅行から帰宅して、溜まりに溜まったはずのメールをチェックしようとノートPCを立ち上げたが、メールが受信できない。調べるとDHCPでアドレスが取得できていない。アドレスを手動設定しても名前解決ができない。あわててインターネットゲートウェイ兼本サイトサーバとなっているML115を調べてみると、VMWare ESXiで仮想化しているサーバが軒並み落ちていて再起動できない。ML115を再起動してみたら、仮想サーバのOSを入れていたハードディスクがBIOSから見えなくなっている。
これは帰国早々予想外のオオゴトだ。10回以上再起動をしてみたが件のハードディスクはちっとも見えない。はじめから認識もしないのは、基板からやられてしまった可能性が高い。不在のあいだ閉め切った部屋はだいぶ暑くなったろうから、熱でやられてしまったのだろう。
悪いことに、XenからVMWareに移行してからはまだバックアップの仕組みを作りこんでいなくて、時々気がついたときの手動バックアップしかしていなかった。最悪の場合ここ半年くらいのサイトデータとすべてのOS作りこみを失ってしまう。後悔先に立たずというが、われながら迂闊であった。
さて、サルベージ屋に見積もりでも依頼しようか。でもvmfsのデータなんて復旧してくれるのだろうか。第一個人で払うにはかなり高い金額になる。どうしよう...。しばらく途方にくれたあとでふと気づいた。壊れたのはST380815ASでML115に標準で載ってきたやつ。まったく同じハードディスクが、2台めのML115に積まれていて、しかも今は空の状態で使っていない。
もし壊れたのが基板だけなら、使っていないほうの基板を移植すればハードディスクは復活するかもしれない。そう思ってハードディスクの裏側を見たら、いかにも基板だけ外しやすそうに出来ていて数本のねじで固定されている。ただしねじは星型のトルクスタイプで、手元のドライバでははずせなかった。
会社の帰りに8mmのトルクスドライバを買ってきて、祈るような気持ちで基板を外し、正常品のものと入れ替える。交換自体は何の問題もなく終了。マザーボードに接続し、かしわ手を打ってから電源を投入。起動画面を食い入るように見つめ...よし、認識した!
というわけでとりあえずサイト復旧。首の皮一枚で助かった。ログを調べると7月7日の夕方ごろからダウンしていたようだ。
このニコイチでハードディスク復旧というのは検索してみると意外と一般的なやり方のようだが、手元にまったく同じハードディスクがもう一台あったというのは何よりの僥倖だった。
その後おおあわてでOSイメージ(VMWareのディスクイメージ)を他媒体にバックアップしたのは言うまでもない。でもこのところ仕事が忙しくて手動バックアップなんてやらなくなるだろうな。早急にRAID化か自動バックアップの仕組みを検討しなければ。