サンヨーの小型カーナビ『ゴリラ』NV-SB541DTを購入

ETCをつけた勢いで、というわけでもないがついにカーナビを購入した。いま流行りのPND(Portable Navigation Device)。ニンテンドーDSより一回り大きいくらいのサイズで設置は簡単、カーナビとしての機能と性能は必要十分、そして約5万円で購入できる。

設置は簡単で、ダッシュボードに付属のスタンドを吸盤でぺったんと付けるだけ。電源はシガーライターソケットから取る。ケーブルが浮いていると運転の邪魔だし見苦しいので付属の粘着テープ付フックで仮止めする。このフックは数が足りないし粘着力が弱いので、いずれ付け直す予定。購入機種はFM VICS対応なのでFMアンテナが付属されている。これはFM VICSを使いたくなったら付けよう。(面倒なのでこのままになる予感)

カーナビはふつうパーキングブレーキの状態を検出するセンサがついていて、パーキングブレーキを使用しているときしかテレビ表示やカーナビ操作ができないようになっている。これは安全のためにそうなっているのだが、配線が面倒だし操作性も悪い。ゴリラの場合はこのセンサケーブルを接続するコネクタに2.6 x 10mmの鍋ネジをねじ込むとこの機能をキャンセルできる。平ネジの場合はもう少し長いほうがいいようだ。長い分には問題ないがねじ込みすぎて壊さないよう注意。

実際に使ってみると、カーナビとはこんなに便利なものかと今さら驚いた。今までは行き慣れないところに遠出するときは事前に地図でコースを考え、必要ページにポストイットを挟んでおき、運転中も信号で止まった時にしょっちゅう地図を開いて現在位置と次に曲がるところを確認していた。これが準備の必要が一切なくなり、右だ左だと言われたとおりに運転するだけで目的地についてしまう。まあこんなことに驚くのはよっぽどのおのぼりさんだとは思うが。

購入機の性能だが、ナビゲーションの的確さは十分だ。曲がる数百メートル前から何度か音声で右斜め、とか左に大きく、とか指示をしてくれ、道路標示の看板とほぼ同じイメージで進路を図示してくれる。自分が曲がらない時にも合流があるときには注意を促してくれる。曲がる直前には交差点のイメージ図が出てくるし、まさに曲がるというその時にジャストタイミングで最後の指示が出る。このタイミングの的確さに再度驚いた。

ただし高架の高速道路の下を並走する一般道を走っているときに、高速を走っていると誤解したのか明らかに間違った指示をされた。(往きと帰りの2回とも)これはETCと連携しない限りナビ自体はどっちを走っているかわからないだろうから仕方がないのか。GPS信号の受信状態がよければ上(高速)、悪ければ下(一般道)などというように判断してくれると素晴らしいのだが。あるいはドライバーに、いまどっちを走っているのか質問してくれてもいいのだが、走行中に操作を促すような機能は搭載されないか。

ルート選択については、よく知っている地域で試してみたところ、ちょこまか曲がらされたり細い抜け道を通されたりする傾向があるようだ。これは裏道大好きみたいな人には快感なのかもしれないが僕には面倒くさい。いつも通る道を外れて何度も右折左折した挙句、混んでいる駅前に誘導されたときには少しがっかりした。いやむしろ、結局は人間のほうが賢いと安心をするべきか。

検索スピードは他機種との比較はできないが十分に早くて待たされた感はない。使いやすさは、まったくマニュアルを見ないでもひととおり使えるので問題ない。PNDなので画面は小さいが、運転に必要な情報を見るのには不自由はない。ただしタッチパネルのボタンも必然的に小さくなるので、運転中に操作しようとすると(こらこら)注意がそちらに向いてしまい危ない。地図スクロールも十分に早いのだが、むしろ早すぎてページが飛んでいるように見えてしまうこともある。

さて、購入機についてはこのような感じでおおむね満足なのだが、長距離ドライブをしてみてどうも釈然としない部分が残った。運転が楽になった分、ドライブをする楽しみも明らかに減っている気がするのだ。自分がいまどこにいるのか、周りにはどんな施設や地形があるのか、そんなことを考え、感じながら走るのがドライブだと思うのだが、カーナビは自分で考える必要がないし、あの小さい画面では周辺の情報は読み取れない。助手席に人がいるときには、地図を読んでもらうのもコミュニケーション(もしくは暇つぶし)の一つだったのだが、カーナビがあると暇になってしまう。

地図を読むのはいろいろな能力を使うゲームのようなものだと思うが、そういう能力を磨く機会が失われるのは残念だと言ったら、ちょっと大げさだろうか。